文章で出てくる「こと」と「もの」

文章を作る時によく「こと」と「事」や「物」と「もの」が出てきます。良く出てきていますが、実際どの使い方が正しいか分からず、感覚的な部分で行っていることが多いのではないかと思います。

今回はその違いと正しい使い方をしっかり学びましょう。

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「事」と「物」の使い方

まず、「事」と「物」の使い方です。「大事な物」、「大変な事になる」などの時に使います。「事」や「物」は普通名詞の代わりにだけ使用できます。

普通名詞とはテレビや冷蔵庫や車などの文字通り普通の名詞のことです。「事」の前に普通名詞があればその普通名詞を「事」に置き換えることができます。正しく使えているかどうかの判断としては前にある名詞や普通名詞を置き換えても意味が通じるかどうかです。

さきほどの例でいうと「物」を「物体」に置き換えると「大事な物体」としても意味が通じますし、「事」を「事態」に置き換えても「大変な事態になる」となり意味が通じますので使い方が正しいことが分かります。

「こと」と「もの」の違い

次に「こと」と「もの」の使い方です。「そんなことない」、「たいしたものだ」などの時は、「こと」や「もの」を使用します。

「こと」や「もの」は形式名詞にのみ使用できます。形式名詞は、そのものの意味が実質的意義が薄く常に連体修飾語とともに使用されます。単独では使えないということです。

他にも「とき」や「ところ」なども同じ部類です。形式名詞はさきほどのように「物体」や「事態」と置き換えても意味が通じません。「そんな事態ない」や「たいした物体だ」とすると少しおかしくなってしまいます。

なぜ間違いが起こるのか

最後になぜこのような間違いが起こるのかその要因についてです。

ひとつ目の要因は文字数が関係しています。決められた文字数で文章を書く場合は、ひらがなよりも漢字の方が文字数が少なくて済みます。そこで「事」や「物」を多用してしまうことがあります。

二つ目の要因としては、漢字の方が堅い文章になると思っているからです。例えばビジネスなどのシーンでの文章を作成するときなどは、「事」や「物」を使用した方が、より格式高い文章のように感じられます。

「その事」と「そのこと」だとどうしても「その事」の方が格式高く感じてしまいます。そのため「事」や「物」を使用しています。しかし分かる人には正しい文章の使い方が筒抜けですので、これはきちんと使い分けで真の正しい文章を作成しましょう。

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