「させて頂く」という表現で、失礼な人と認定されないために

「させて頂く」という表現。目上の方や仕事の取引先などに、誰でも良く使っている表現です。

丁寧な表現である事は間違いないのですが、使い方には注意が必要。まちがった使い方をすると、かえって失礼にあたる場合もあるのです。

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「させて頂く」が誤用されやすい訳

「させて頂く」という表現を多用すべきでない・誤用が多いという話は、ネットで検索するととてもたくさん出てきます。ご存知の方が多いかと思いますが「させて頂く」というのは、相手に許可を得て何かを行う場合の表現です。

ここで一つ例を見てみましょう。「本日は体調不良のためお休みさせて頂きます」これは間違いです。でも、会社には上司も同僚もいます。休む事は許可のいる事です。なぜ間違いなのでしょうか。

それは、①休む本人が許可を求めていない事 ②休みを与える会社側が積極的に許可するような事柄ではない事。以上の2点が理由です。

この場合は「本日は体調不良のため休みを頂けますでしょうか?」が正しい表現。休みには許可が必要ですから、一方的に「休みます」というのはマナー違反でもあります。

相手が積極的に許可しない場合は、使わない方が良い

上記の例で、正しくない理由の②に挙げた「積極的に許可しない」というのは、積極的な許可とどう違うのでしょうか。

例えば先の会社を休む場合。体調不良の人に休みを与えない訳にはいかないですよね。ですが会社としては休んで欲しくないのが本音。与えたくない許可なのに、さも「会社は寛大に休みをくれた」というような表現をされる事が相手の気分を害するのです。

「許可したくてしてる訳じゃない」という気持ちにさせられる、という訳です。これが「させて頂く」が慇懃無礼だとされてしまう理由です。

「させて頂く」以外の表現に言い換える習慣をつけよう

このように、用途を間違えると相手を不快にさせる場合もある「させて頂く」という表現。使っていると丁寧に話した気分になって安心、というところがあるかと思いますが、自分は良くても相手が不快感を覚えていては大変です。

もう一つ例を挙げましょう。「お詫びにお伺いさせて頂いてもよろしいでしょうか」という表現は、相手としてはそもそもお詫びされるような状況を不快に感じている筈だし、「お伺い」+「させて頂く」の二重敬語でもあります。恐縮する気持ちからつい丁寧にしすぎてしまいますが、ここはシンプルに「お詫びのためお伺いしてよろしいですか」のほうがぐっと好印象です。

普段から意識しないと、いざという時に言ってしまいがちな「させて頂く」という表現。なるべく使用頻度を押さえて、ネガティブな内容では使わないようにするのが無難です。

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